イラストを描くならCLIP STUDIO PAINT Photoshopどっちがいい?
パソコンでデジタル・イラストを描くのに、
「CLIP STUDIO PAINTがいいのか、Photoshopがいいのか、どっちがいいのか分からない」
という方がいるかもしれませんので、どちらがいいのか解説しておきます。
デジタルイラストを描くのならCLIP STUDIO PAINTがオススメ
Photoshop(フォトショップ)は写真やイラストなど、すでにデータ化された画像の補正や加工を得意とするソフトウェアです。
Photoshopでもイラストを描くことはできますが、「細かな描写」や「漫画」を描くならCLIP STUDIO PAINTの方が向いています。
CLIP STUDIO PAINTは、
- 漫画
- デジタルイラスト、ゲームキャラ
- アニメーション
などの製作を目的に作られたソフトウェアなので、操作や標準で搭載されている機能も圧倒的に使いやすいです。
CLIP STUDIO PAINTには、「CLIP STUDIO PAINT PRO」と、漫画作成に向いた機能が搭載された上位版の「CLIP STUDIO PAINT EX」があります。
CLIP STUDIO PAINT EXは、豊富な種類のトーン、集中線、効果線などを使うことができます。
Photoshopでは、漫画でよく使うトーンや集中線などは、プリインストールされていません。
仮に、漫画は描かずに、デジタルイラストだけ描くのでもPhotoshopよりもCLIP STUDIO PAINTの方がおすすめです。
漫画を描くのでしたら、CLIP STUDIO PAINTがなおさらオススメです。
漫画も描く場合は、上位版の「CLIP STUDIO PAINT EX」を選びましょう。
3D製作機能はどちらのソフトウェアにも搭載されていますが、アニメーションやゲームキャラの製作を目的に機能を搭載したCLIP STUDIO PAINTは製作の操作がしやすくプロも利用するほど精度の高い作品が作れます。
CLIP STUDIO PAINTってどんなソフト?
セルシス社が2012年から販売しているイラスト、漫画、アニメーション動画を作成できるソストウェアです。
ペンタブレットで描写する細かな作画を製作することができます。線の太さ、滑らかさまでも微妙な調整ができます。
CLIP STUDIO PAINTには、CLIP STUDIO PAINT PROと、漫画を作成するのに向いた機能が搭載された上位版のCLIP STUDIO PAINT EXがあります。
漫画に役立つ機能としては、かなり豊富な種類のトーンがプリインストールされていることです。
利用環境はWindows、Mac両方で使えます。また、最新版のCLIP STUDIO PAINTはメモリ制限がありません。
購入は、買い切りで購入するか、公式ホームページから月額利用料を支払って使うこともできます。
無料体験版は30日間、その後購入がなければ継続して利用はできません。
Photoshop(フォトショップ)ってどんなソフト?
Photoshopとは、アドビシステムズが販売している有料ソフトで、画像を加工したり補正したり、あるいは動画やアニメを作成することも可能です。
加工に使えるフィルタは数多く存在し、自由に組み合わせもできるため、あらゆる特殊効果を再現できます。
またスタイルと呼ばれるものが存在します。
これはレイヤースタイルの組み合わせを保存できるもので、ダウンロードした段階から標準でいくつか用意されています。
さらに独自のスタイルも作成できるため、幅広い画像加工を行うことが可能です。
そして特筆すべき点は、平面画像だけでなく、立体画像も作成できることです。
CS6から追加された機能であり、簡単に3D文字や画像などを製作することができます。
画像加工・編集ソフトで3D画像まで製作できるものは珍しいと言えます。